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2015年1月17日 (土)

東洋医学って何だ?(113)「心を包み守る心包経」

ただ今、「東洋医学概説」(創元社)の「第八章、針灸術の特質」の中の十四経所属経穴の手の厥陰心包経(けついんしんぽうけい)からです。(242ページ)五臓六腑(ごぞうろっぷ)、つまり現代的にいえば内蔵に近いものですが、心包(しんぽう)という内臓は、現代の解剖学や生理学にはないものです。このすぐ後に学ぶ三焦(さんしょう)という臓腑と共に謎の多い臓腑です。

心を包むと書かれていることから、現代的に解釈すると心臓を栄養している冠状動脈ではないかとか心臓を保護している膜(まく)ではないかとか色々なことが言われていますが、そんな解釈は不毛です。心包はあくまで心包で、そのまま理解するのが最良です。この「手の厥陰心包経」は、腕の内側(陰の部位)を走っている経絡で、腕の内側の真ん中を走っています。

全部で経穴は8穴です。スタート地点は、胸の乳首の1寸(親指の横幅位)外方にあります、何とその名が「天地(てんち)」です。第四肋間を触っていくと少し乳中(乳首)より斜め上1寸となります。効能は、肋間神経痛、胸筋の痛み、気管支炎、咳嗽などです。その次は腋窩横紋の前端から曲沢(きょくたく)という心包経の肘のツボめがけて下がって2寸に取る天泉(てんせん)です。天泉の効能は、息苦しい時(押して痛い時)、五十肩、上腕痛などとなっています。

ツボの効能は「図説、深谷灸法―臨床の真髄と新技術ー」(入江靖二、編著、自然社、昭和60年、第三版)によります。その次は肘の真ん中で上腕二頭筋腱のすぐ尺側(内側)で、ツボの名前は曲沢(きょくたく)です。主治は、咳止め、肘関節炎、リウマチです。

その下で前腕の掌を上に向けて前腕の真ん中の通りで、肘から手首までの半分のところに郄門(げきもん)をとります。効能は喀血、心痛、心悸亢進の必須穴。狭心症。沢田流では肋膜炎の特効穴、指先のしびれ、背部痛を治す、などとあります。郄穴ですから急性の胸の症状に使えます。

その下は間使(かんし)です。手首の横紋から四横指で、腕の手のひら側の中央通にあります。効能は、郄門と同じ心痛、狭心症、ノイローゼ、中風にも使います。その下が内関(ないかん)です。手首の真ん中から2寸(2横指)に取ります。効能は、心臓疾患、腕関節炎、リウマチ、嘔気に特効とあります。あと3穴ですがカタツムリのようにゆっくり進みます。

「東洋医学概説」長濱善夫、著、創元社、1961年

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